大家2年目の会

利回り

効率と待つムダ

効率についてのお話をまた別の角度から…

製造業において、製造現場での効率は生産性と言ったりもしますが、結局はどれだけのリソースを使ってどれだけの量を生産したか…という評価になります。いくら生産量が多くとも無駄に多くのリソースを使用していては生産性が高いとは言えません。

日本で製造業と言えばトヨタを置いて他はないでしょう。トヨタの改善です。
トヨタは継続的に改善を続け、生産性を向上し続け、会社の利益を増やし続ける、そんなイメージの会社です。その根底にあるものの一つが徹底した無駄取りです。

「7つのムダ」とも言われる注視ポイントで工程を評価改善ポイントを見つけ出します。

「7つのムダ」のひとつ、「手持ちのムダ」は必要な仕事に進めず、一時的にやることがない状態のこと。自動車に限らず世に出ている生産品は何段階にも分かれた工程を経て生産されるものがほとんどです。部品を作り、組立て、塗装をして、梱包、出荷…の様な工程を経る製品があったとして、例えば塗装をしたものの塗料が乾くまで次の梱包には掛かれない…となると、待つしかなくなってしまいます。その無駄のことを手持ちのムダと言います。

日常生活ではこの「待つムダ」はそこかしこに存在しています。「待つ」ということ自体、必ずしも悪いことでもないでしょう。その認識を引きずってかどうか…

不動産賃貸業において、手持ちのムダは物件が賃料を生み出せない、入居者が付かない状態ではないでしょうか…。そこが最大の無駄が生じるポイントでしょう。退去が出れば、修繕が完了するのを「待つ」、修繕が完了すれば入居の申し込みがあるのを「待つ」、入居者が決まれば実際に入居し家賃が再開するのを「待つ」、そのすべての「待つ」状態は物件が利益を生まない「ムダ」の状態なのです。必要な省くことのできない無駄だとおっしゃる方もいらっしゃると思います。しかし、経営をすることとは事業の状態を把握し改善し続けること、それが役割のひとつです。事業の中に存在する無駄を把握し、何を重要視し、どう行動に出るか。それを決断するためにも無駄を把握する力を身に付けていたいものだと思います。


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