大家2年目の会

教科書

美しい言葉に思考停止していませんか?

講師、そして不動産はじめビジネスで色々な方とお話をしていく中で、言葉の使い方…表面上のみならず深いところの意味など考えてしゃべることが重要だと日々痛感しております。
その中でふと、ある言葉について最近考えるようになりました。

皆さん、会津藩の什(じゅう)の掟をご存知でしょうか。

一、年長者の言ふことに背いてはなりませぬ
二、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
三、嘘言を言ふことはなりませぬ
四、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
五、弱い者をいぢめてはなりませぬ
六、戸外で物を食べてはなりませぬ
七、戸外で婦人と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬ ことはならぬものです

私がこの言葉を知ったのは、数年前に会津を舞台とした大河ドラマがありまして、それに関連するように放送された歴史番組の中で、です。
会津藩VS長州藩という題材で会津藩と長州藩に分かれてゲストたちが討論するというものでした。その番組の中で脳科学者中野信子さんが大変興味深いことを仰っていました。

「この什の掟を聞いた時どう思われましたか?」
問われたアナウンサーの方は”美しい”、以外に答えられませんでした。続けて中野さんは
「そうです。答えられるはずないんです。美しい言葉は思考を止めてしまうんです」

実際に私自身も什の掟を聞いた時にはなんて素晴らしい言葉なのだろうと思いました。その時はピンと来なかったのですが、少し時間をおき、冷静に考えれば年長者に背いてはならない、ならぬことはならぬ(決まりは守るべき)、なんて文言は思考停止を誘うものであり、私が一番嫌う言葉のはずなのです。気づくとこの掟がとても恐ろしいものに感じてきました。

さて、これを現代に置き換えてみるとどうなのか。

身近で言えば、子供が手に取る可愛く美しい文房具。実用性は度外視して見目良いものを選ぶことは多々あると思います。しかし実用的に考えれば使いやすかったり丈夫なものがいいのは皆知っています。どうしてそうなるのかといえば、美しい、可愛い、が招く思考停止。勿論実用性があって可愛い美しいものならそれに越したことはありません。でも妥協してしまうんです。

これだけでしょうか。
美しい言葉、というのは耳障りの良い言葉、と置き換えることも出来るかと思います。

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こういった言葉に踊らされてよく考えもしないで不動産投資を開始することが無い様、しっかりとご自身で情報を取捨選択し、決断していく必要がありますね。不動産購入をご検討の際には、耳障りの良い言葉に惑わされていないかを一度立ち返ってみてください。


木村 健⼀

木村 健⼀ | 講師

1978年9月⼤阪⽣まれ。ソフトウェア開発会社で17 年間エンジニアとして従事。兼ねてより夢だったマイホーム購⼊から5年後、単身赴任によるダブル生活で家計が圧迫。苦渋の生活が続く中、大家業による不労所得の存在を知り勉強を開始。その頃に武智と出会う。武智の思いや展望に魅了され、即決で不動産⼤家業を開始。今は自身と同じような境遇の⼈に、明るい道を作ることが出来ると確信している。

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