大家2年目の会

教科書

価値を決めるもの、テクニックと本質

とある経営農家さんが言うには、野菜の味、美味しさを決めるのは最後の最後は結局品種だと言われていました。

これは意外な意見で、美味しい野菜を作るためには

・きれいな水

・土づくり

・季節にそった旬なもの

のようなことをいわれることが多くあり、それは特に有機栽培など作り方にこだわった農家さんであればその傾向が強く、だから始めに言った「結局は品種」の意見には違和感を感じました。

しかしよくよく話を伺ってみると、「結局は品種」に至るまでには…

・水がきれいで風通しの良い農地をこだわって探した

・土づくりは何年もかけて改善をしていっている

・種蒔きの季節や、収穫のタイミングは毎年の経験をデータ化して蓄積している。

と、自然に沿った根本的・本質的な面も当然こだわりを持っていらっしゃり、その上での「結局は品種」というある種テクニックに偏った意見に聞こえる言い方をされていた…という実際でした。

この農家さんの言葉を借りれば…

「最後はテクニック。

 でも、そのレベルで勝負できるのは本質や地盤がしっかりしている人しかいない。」

不動産大家業でもこれは同様のことが言えます。

つまり、

・良い物件を買う(高利回りで満室にしやすい立地のよい物件…etc.)

・融資を受ける(安く、長く)

・節税できる

といった類のことはある種テクニック的な要素です。

その前に本質的なことと言えば、不動産大家業という事業として、「不動産を持って、住居として貸す。それに見合った対価を入居者の方から継続的に頂く。」という経営を行うということ。物件を買うことも大事ですが、年単位の継続性を持たせないといけないことですので、買ったその後にも抑えるべき事がたくさんあります。それこそ、一瞬のことであればテクニック的な対処法で解決できることも多くあるでしょうが、継続的なことは考え方としてしっかりとした基盤が無ければ対処は簡単ではありません。

それらをカバーしやすくするのが法人化であり、大家2年目の会が法人化を勧めているのもそれが理由のひとつです。

そんな基盤がしっかり持てていないと、テクニックの効果は一瞬しか得られません。いくら美味しい品種を育てたところで、毎年確実に収穫を得続けることはできないでしょう。

さて、あなたにとって今はテクニックを磨くべき時でしょうか…?それとも地盤を築くべき時ですか…?


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