大家2年目の会

リスク

自己破産制度

スマートライフ サブリース料金遅延から考える 自己破産の続きですが自己破産をするとどうなるのか。個人の借り入れはほぼなくなります。金融機関も債務免除をせざるをえなくなります。

が、ここにはからくりがあって、厳密にいうと債務を免除するんじゃなくて金融機関が自己破産者に対する債権を(たしか免責をかちとるまでに)サービサーに売却してしまうのです。これで除却損が発生します。簡単にいうと3億円の債権を持っているが、債務者が破産した。じゃぁ3億円回収できなくなるから、サービサーに1万円で売ろう、となるわけです。じゃぁ2億9999万円損しますね。金融機関は。これが除却損です。金融機関めっちゃそんしますよね。物件売ったって、ほぼ回収できないんで。

じゃぁ金融機関は儲からないじゃないか、と思ったあなた、大間違いです。この除却損分、金融機関は全額損金を認められているのです。サービサーに売却すれば、ね。金融機関は元来政府が護送船団方式で利益を確保し続ける約束をして運営をさせている組織です。利益が出て当然の仕組みです。だからつかえる特例措置。除却損の損金繰り越し制度。ほっとったら儲かる金融機関だからこそ、「無税」にしてあげて損はのちのち回収したらいいじゃん、ていう制度を国は用意しているんです。「税金」で。まぁお金を実際にプレゼントするわけじゃないので、たまぁに破たんする金融機関もありますが、そうならないように金融庁が指導に入っているんですね。めちゃ儲かるな銀行。

というわけで、自己破産制度は結局のところ、自己破産をしない人に、税金という面で負担を押し付ける、すごく回りくどい社会にやさしくない制度なのです。これがわかっていたら、スマートライフみたいなところで資産を増やさせたら駄目だよね~とみんなが気付くと思うのですが。気づかない人は気づかないし、気づいているひとは借り入れの怖さも知っているけど結局のところどうなるのか、を理解していると強かったりしますね。

どうして私が破産に詳しいのか。またセミナーで機会があればお話しするかもしれません。


武智 剛

武智 剛 | JUSETZマーケティング株式会社 代表取締役

1980年7月大阪生まれ。茨木高等学校、神戸大学経営学部卒業。大学在学中には株式投資を実践するも自分には不向きと判断。経営学を学ぶ中で、営業は一生モノのスキルになると感じ、某大手住宅資材メーカーの営業マンの道に。営業に没頭する日々の中、資産家の方から投資用不動産の建築の仕事を大量に受注し、リーマンショックの乗り切り方も目の前で体験。それ以来不動産投資の魅力を忘れられず、独立。独立後2年で家賃収入約3000万円、3年半で1億円を達成。この経験と実績に基づき、同じような思いを持つ30代から50代のサラリーマンを不動産オーナーに育てることに情熱を注いでいる。

執筆者の記事一覧

このページのトップへ戻る

メニュー